前回構築時の記事
kitoku-magic.hatenablog.com
いや~、予想以上に手間取ってしまいましたね。
最短ですと、「yumからdnfに変わる」のは分かっていたので、
その修正だけで済むはずが、
以下の様な修正も必要でした。
1.yumからdnfへの変更(これは想定通り)
2.yum-cronからdnf-automatiへの変更(想定外だが、ただこれは大したことなかった)
3.設定ファイルの名前や場所が変わったことで、cpコマンドでのバックアップなどにちょくちょく失敗した(これは書き方が悪いので、今後要改善ですね)
4.iptablesからnftablesへの変更(これが最もハマりました。書き方も全然違うので)
5.makeのjオプションを止めた(この修正は必須ではないですが、並列実行になってエラーになる懸念があるということから)
6.MySQL5から8へのアップデート(これもまずまず苦戦。8へのアップデートは結構大変でした)
7.Let's Encryptのアップデート(1系と2系で変更が結構あって、そこにハマりました)
特に、nftablesが大変でしたし、
あと、nftablesの書き方については、
まだ不完全(というか、どういう動きになるかが、完全には把握出来ていない)な部分もある感じですね。
あと、Rocky9のシステム要件の必須スペックが上がった(メモリが1.5GB以上必要)関係で、
本番環境のさくらのVPSのスペックも上げざるを得ない形になって、
月々の料金が1027→1672円に上がってしまいましたね(苦笑)
といっても、これはもう仕方ないですかね。
あと、次回への課題としては、
もう少し速度を早くすることは出来ないかな
というのもありますね。
一回で成功せずに何回も実行し直しているので、正確には若干異なりますが、
現状だと以下の時間(マシンスペックによっても、結構変わります)になってますので。
1.スクリプト開始からGCCのインストール開始直前まで
↓
約10分
2.GCCのインストール開始からインストール終了まで
↓
約1時間14分
3.ZLIBのインストール開始からインストール終了まで
↓
約40秒
4.OpenSSLのインストール開始からインストール終了まで
↓
約16分
5.OpenSSHのインストール開始からVimのインストール開始直前まで
↓
約2分
6.Vimのインストール開始からインストール終了まで
↓
約5分
7.(ここだけ開発環境)MySQLのインストール開始からインストール終了まで
↓
約9時間40分
8.Nginxのインストール開始からインストール終了まで
↓
約10分
9.PHPのインストール開始からインストール終了まで
↓
約20分
10.Pythonのインストール開始からインストール終了まで
↓
約20分
11.Gitのインストール開始からインストール終了まで
↓
約4分
12.Let's Encryptのインストール開始からインストール終了まで
↓
約4分
特に、GCCとMySQLはどうにかならないかなって感じですね。
最後に、「ソースは全てを語る」ということで、
コミット内容から、今回の苦戦っぷりを感じ取っていただければと思います(苦笑)