奇特なブログ

「殊勝に値する行いや心掛け」を意味する、奇特な人になる為のブログです

ITエンジニアのスキルを「仕事ぶりを見ないで」見極める指標

今回は、筆者が最近経験した失敗談です(苦笑)
現場に増員(増員自体、ブルックスの法則の通りNGなんですがね)をした際に、
増員メンバーの人選に関わったのですが、
ぶっちゃけ人選を「ミス」しまして(苦笑)
なので、「今後同じ失敗を二度と繰り返さない様に」、
備忘録として残しておきたいと思います。

では、本題。
以下の項目に該当する点が多ければ多い程、その人はダメな可能性が高いと思います。
あと、エンジニアの採用面接なんかにも使えるかもしれません。

1.今回の作業は簡単だから、きっと彼でも出来るはずという考えは危険

これは、人選「する側」が注意すべきポイントです。
性善説に立ってはいけませんって、以前自分でココに書いたんですがね(苦笑)
人選する「あなたにとっては」簡単かもしれませんが、
人選される「その人にとっては」簡単ではないかもしれないわけですから。
あと、業界経験「年数」も信用してはいけません。
人生だって、30歳で物凄い人もいれば、全然ダメな人もいますよね。それと同じです。
「何年やってきたかではなく、何をやってきたか」が重要です。
この点については、これ以上書く必要はないと思いますので終了。

2.自宅に自分のパソコンが無い

ここからが本当の本題です。
今までの筆者自身の経験だと、上記に該当する人間が「2人」居ました。
しかも、その内の1人(今回現場に来た人)は、
その事を「誇らしげ」に言ってましたね〜って、早く気付けよダメに決まってるじゃない(苦笑)
エンジニアですから、これでは本は読めてもコードを書いたり出来ません。
まあ、超裏技として、自宅以外の場所(漫喫とか)の他人のパソコンで勉強する方法もありますが、
そうしなければいけない必然性が思いつかないので、却下で良いと思います。
これを知った時点で「ダメ」にしとけば良かったよ・・・面談の前に知ってたし・・・(苦笑)

3.面談(面接)時に質問が無い(周りがサポートをしてはダメ)

「意欲」が限りなく疑問です。
新人ならいざ知らず、質問の一つや二つぐらいあるでしょ?
あと、人選「される側」の人間の上司が同席した場合、
話さない事に対してサポートしてはいけません。
面談に落とされる?仕方ないじゃないですか。
現場に入った後に問題起こしてクレーム受けて、
会社の信用ガタ落ちよりは良いんじゃないですか?
えっと、話が微妙にそれましたが、
面談でロクに会話が出来ないエンジニアは、
現場に入ってもロクに会話が出来ない様に思います。
会話が出来なくて仕事になるわけがありませんので、却下。

4.技術の話に"強い"興味を示さない

技術的に難しい話でも、分からないなりに何とか食いついてくる人なら良いのですが、
黙りこんだりとかはちょっと微妙。
もう少し具体的に書くと、
「えっと、ちょっとその話は良く分からないのですが、{自分なりの仮説}ですかね?」
とかなら問題なし。

5.好感度が高そうな態度だけでは信用出来ない

これはちょっと見抜くのが難しいですが。
妙にへり下った態度とか、相手を持ち上げる態度とか、謙虚っぽく見せたりとか。
例えば、「いやいや、僕はスキル無いですから」の後に、
「でも、スキル無い自分を認めたくないので、{勉強の内容}をしています」
とか。
まあ、かなり厳しくいうと、これでもダメなんですけど。
というか、話が逸れますが、
筆者の個人的な好き嫌いだと、今回の項目の中で、
「一番該当してほしくない」のがコレかもしれません。
こういう人、ホント反吐が出るんですよ。

6.ソーシャルメディア(ブログ・ツイッターSNS辺り)をやっている

ちょっとレベルが上がります。
やっていれば良いというモノではないと思いますっていうか、
場合によってはやっていない方が評価出来ます。
裏で何をやっているか分からないから、
やっていない人が強力な可能性も全然有りますし。
で、やっている場合については、
「エンジニアとして」やっているのか、
「一般の利用者として」やっているのかって辺りとか。
あと、下手すると「仕事をサボってソーシャルメディアで遊びまくり」っていう最悪のケースも考えられます。
だからまあ、「どんな内容を書いているか」で判断するしかないでしょうね。

7.何を学んでいるか

更にレベルが上がります。
技術系と非技術系と分野のバランスが取れている(どっちかじゃダメ)とか、
取れている場合は、ジャンル(流行っているという理由だけだとダメ)がどうかとか。
あと、「基礎(初歩じゃないですよ)分野」を勉強していなきゃダメとか。
まあ、今日はとりあえずこのぐらいにしておきます。

8.他人の忠告を「真摯に(冷静に)」聞けるか否か

やっぱり一番重要なのはコレでしょうかね。
とりあえず、キレるのは論外として。
聞いたフリするってテクニック(言われた内容についての返答が無いとか)も勿論ダメですし。
多分、「過保護」にされた人間ほど、忠告を真摯に聞けなくなると思います。
だって、否定された事が少ないわけですから、
「自分は悪くないのに、貴方はなんでそんな事を言うの?」ってなりやすいでしょうから。


以上ですが、他にも判断材料があれば(というかまだまだあるはず)、
突っ込みを入れて頂ければありがたい所です。
あと、また人選「する側」の話ですが。
「会社や自分の利益の為に、ダメかもしれないけどOKにする」は「やってはいけません」。
下手をすれば、あなた(今回の場合は筆者ですが(苦笑))が、
今までコツコツと築き上げてきた信用もガタ落ちです。

最後に余談。

上記を踏まえて、現在、筆者が住んでいる地域において、
「自信を持って」大丈夫と言えるエンジニアは・・・すいません1人しか居ませんでした。
今回、筆者を今の現場に紹介してくれた人だけですかね。
勿論、紹介してくれたからって意味ではなく純粋に。
他の方々は・・・「多分」大丈夫ではないかって人なら沢山居ますが、
ぶっちゃけ「一緒にやってみないと何とも言えない」っていうのが正直な所です。