奇特なブログ

「殊勝に値する行いや心掛け」を意味する、奇特な人になる為のブログです

白黒の付け方

いや、無意識の内に、
白黒を付けたり、付けなかったりしているなぁと思ったもので、
書いておこうかなぁと思いまして。

あと、色々書いてますが、基本的には「白黒は付けた方が良い」と思っています。


1.白黒を付けるケース

「過去から現在までの数多くの事例により、有効性が却下されるケース」でしょうかね。
このケースなら、白黒が付けられる(というか、付けた方が良い)んじゃないかと。

例えば、本業になってしまいますが、
以下の様な条件の時に、

(1)新規の開発プロジェクト
(2)ビジネスとして成立させる
(3)すぐに、凍結する予定はなく、継続的にシステム改善する予定で、寿命の長いシステムを想定

グローバル変数を使ってシステムを構築する」のは、「白か黒」か?
・・・「黒」じゃないですかね、と。
なんでかっていうと、

(1)これまでの散々な結果から考えて、新規のプロジェクトで導入する理由がない
(2)継続的にシステム改善をするにあたってのコストが高くなり、ビジネスとしても割に合わない

から。
いや、「何で、グローバル使うんですか?」と(一応)理由は聞いた方が良いとは思いますよ。
でも、↑の条件ですと、う~んと。
考えられるケースとしては、リリース「後」に、
「ホントに緊急の修正で、後でキレイにする前提で、一時的にグローバル変数を用いる」のは、
アリかなと思いますがね。
だから、「白黒付けたとしても、ずっと黒(白)とは限らない」というのはありますが、
でも、上記の様な時に、ずっと白黒を付けなければ、話は何時まで経っても進まないわけで。
「白黒付かないから、プロジェクトやらない」ってのは、違うなぁと思いますし。
「黒だから、プロジェクトやらない」は勿論アリですが。

今回の方が、少し具体的なだけで、
以下の記事と、同じ様な話になっちゃいましたね。

バランスの取り方 - gallu’s blog


2.白黒を付けないケース

(1)「事例が少なく、何とも言えない(ホントに少ないかは調べる必要はありますが)」
(2)「難解過ぎる為、白黒を付けるのが困難」
(3)「むしろ、白黒を付けない方が望ましい」


(1)は、新しいものだと、当然事例が少ないので、当てはまりやすいですね。
ホントに、新しいのかどうかってのはありますが。
だから、ここは、未知なものなので、
注意点を踏まえつつ、考えていけば良いんじゃないかと。


(2)は、芸術・科学・宗教辺りですかね。
まぁ、宗教は外しても良い?ですが、
科学の研究に関しては、僕は理科の成績がさっぱり(良くても5段階で3)でしたので、
さっぱり分からないんですが、
それでも、ビックリする様な内容を見て、「侮れないなぁ」と最近思う様になりましたので。
なので、それでも「白黒を付けるなとは"思いません"」が、
「安易」には、付けない方が良いんじゃないかと思いますね。


(3)は、また本業になってしまいますが、
例えば、「エディタによる生産性の差」とか。
VimIDEで、「細かく計測」すれば、それは差は出るんでしょうけど、
例えば、その差が「8時間で終わるのと、9時間で終わる程度の差」で、
常に、8時間で終わる方を優先するの?っていう。
「8時間と、320時間」だったら分かるんですが。
それが、全然余裕が無くて切羽詰まっている様な状況なら、
あるいはとは思う(そういう状況を作らない様にする方が良いと思いますが)んですが、
たった1時間の差でねぇっていう。
なので、こういう白黒を付ける意味があまりない様なケースだと、
白黒を付ける方がかえって良くないんじゃないかと思いますね。
「白黒を付けるのは良いけど、それは意味ある?そんなに重要?逆にマイナスにならない?」って感じかと。
なんか、B'zのMONSTERって曲の「チンケな勝利」感がありますね。


あと、比較的最近あった個人的なケースで、上記全て当てはまりそうな話ですが、
以前に「仕事の進め方」について、仕事中に指摘を受けた事がありました。
「プログラムのコードが悪い」じゃないですよ、「仕事の進め方(それも、凄く細かい)」ですよ。
・・・新人の時には確かにありましたが、最近は無かったので。
で、そもそも進捗が悪かったので、そういう話になったのですが、その時僕は、
「その仕事の進め方で、必ず進捗が改善すると"言い切れますか"」と言いました。
いや、勿論改善されたかもしれないですが、
他にも問題があるなら、それだけでは改善は大してされないわけで。
自分が第三者だったら、「仕事の進め方も(細かくヒアリングして必要であれば)改善」しつつ、
「進捗が遅れている他の原因も調査して改善」しますかね。
なので、この場合は、「細かな仕事の進め方」という「事例が少なく且つ難解過ぎる」テーマなので、
白黒を付けない(か、上記の様に他の原因も探る)のが良いんじゃないかと思いますね。


あと、これは上記とは違い、
「複数人の間で、意見を出し合っている状況」の時ですが、
「意見A→反論B→反論C」みたいな時に、
「これ以上、反論が出ない時」がありますね。
リアルだと、「会議でシーンと静まり返った時」とか、
ネットだと、掲示板形式でよく見かけますが、「その意見がスルーされて、レスが進む」とか。
反論があるから反論が出るんなら、反論が無いなら、その意見は白なんじゃないですかね。
だから、リアルの会議だと「その○○さんの意見、反論無いしそれで良いんじゃないですか」と言ったりするんですが。
勿論、それが白じゃないなら、更に続ければ良いでしょうし。


少し、話が逸れましたが、
「白黒を付けるべきか否か」的なテーマについて、
少し整理が出来ましたので、書きました。


あと、すっかり恒例になってしまいましたが、
本日のBGMは・・・こちらかな。


DREAMS COME TRUE - 何度でも (from DWL 2015 Live Ver.) - YouTube


小室哲哉の引退に寄せて globe「 FACES PLACES」”顔”と"場所"を見つけたのか - さわやかトラウマ日記