奇特なブログ

「殊勝に値する行いや心掛け」を意味する、奇特な人になる為のブログです

人材採用のミスマッチングとか教育とかやりがいとか色々

※マサカリ期待でお願いしますw

多分、凄く「中長期的な話」なので、
今すぐどうこうの話では無いんですけどね。
だって、「日本のITエンジニアの教育の話」ですから。
なので、「未来」の話だとは思います。
「未来予知」は、勿論「出来ない」んですけど、
じゃあ、「野生の勘はなぜ当たるのか」ってのもありますし、
以下の本にもちょっと書いてましたので、全くないってわけでもないんだろうなぁと。
勿論「外れる」と思いますし、そう期待したいですけどね。

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)
http://www.amazon.co.jp/dp/4334038018

さて、今回のメインの元ネタは、以下の記事です。

まどか☆マギカに学ぶIT企業内定者の心理
http://togetter.com/li/790660

まどマギ自体は、一応以下に書いてはいますけど、今回の話とは全く関係がない(はず)なので、
無視して良いです。

魔法少女まどか☆マギカから学ぶ
http://d.hatena.ne.jp/kitoku_magic/20131229/1388303172

さて、上記から、引用スタートです。

昨日はIT企業に内定した子たちの合同懇親会というのに参加していて、
話を聞く機会があったのだけれど、
多くの大学生たちにとって「IT業界」というのはやっぱり「ブラックの代名詞」であって、
そこに入ったとなっては彼らにとっては「絶望」に他ならないそうだ。
色々情報仕入れてるんだろうなぁとは思いますね。知ってると限りだと、以下の本を読んでいる人もいたみたいです。

なれる!SE 2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)
http://www.amazon.co.jp/dp/4048686054

で、実は上記の本も積読ってたりしまして、少し読みましたけど、
「昔」とか、今だと「Sler?(最近、知らないですけどね)」なら、
「内容そんなに違和感ない」って感じですね(苦笑)
ただ、今のWebサーバエンジニア界隈(僕がこれなので)だと、
「上記の本の中で言われる程ブラックではないけど、問題がないわけではない(当たり前ちゃ当たり前だが)」という印象ですね。
「技術者のレベルも、結構高い(一流レベルはともかくとして)」ですし。
多分、僕は以下のイメージが強い(少し宣伝しときますw)んだと思いましたけど。

https://twitter.com/miraihack/status/572712147429412864

あ、金額が合っているか否かは「不明」ですけど、
「まぁ、そんなもんじゃない?(平均だとこのぐらいかな)」って思いますね。
あと、「社外の交流」って事ですと、
先月も二回行きましたけど、以下とかありましたね。
・・・イベントは、探し始めるとキリないですけど。

第25回Creators MeetUp
http://cmu.connpass.com/event/11870/

第87回 PHP勉強会@東京
https://phpstudy.doorkeeper.jp/events/20806

なんというか、「負けてられねぇなぁ」とか思いましたけどね(苦笑)

次。

勿論、理系とか情報系とか元々IT業界を志望していた子にとっては
願ったりかなったりの職場である場合も多いけど、
文系卒、あるいは理系でもITとか関係ない職種を希望していて、運悪くその
志望業界に入れず、仕方なくIT業界を望んだ子たちにとっては
「絶望感」もひとしおらしい。
「文系・理系止めようよ」とか思いますね。
2010〜2011年ぐらいだったと思いますけど、「数学ガールに詳しい情報系出身の新人」というのがいまして。
でも、「実務最悪で、死にそうになりました」ね(苦笑)
ただ、「数学ガール自体」は、まだ読んだことはないですけど、悪い本ではないと思います。
ただ、それを「実務」で使うのは・・・「だいぶんレベルが上がってから」だと思いますね。
数学かどうか知らないですけど、僕は最近「緯度・経度」のプログラミングは「少し」やりました。
でも、あとは「6〜7年」のWebサーバエンジニア人生で・・・やったかなぁ(苦笑)
「一個人の経験」なので、あんまり参考にならないと思いますけど。

で、「ITエンジニア」であるのは確かなんですけど、
一方で「社会人」でもあると思うんですよね。
なので、エンジニアですから「ロジカルに物事を考える」とか、
あと、コミュニケーション能力だと、以下のイメージですね。

コミュニケーション能力は「ある程度」ないと困る
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20131104/p1

あとは、書籍だと以下。

特別講義 コミュニケーション学
http://www.amazon.co.jp/dp/4408108308

あとは、これはかなり「レベルが上がってから」な気もしますけど、
以下の本は面白かったですね。
というか、以下はちょっと書きたいですけどね。

わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)
http://www.amazon.co.jp/dp/4062881772

「エンジニアリングの世界」は「深すぎる(もう、疲れますねホントw)」ので、
まずは、技術力も大切ですけど、上記も大切だと思いますね。

次。

興味無い子をIT系で頑張らせるにはお金か達成感しかないと思われるます…
お金は勿論の事(なので、残業代ゼロ法案は、生活残業とかもあるので、必ずしも否定ではないですけど、「運用」で失敗すると思います。今の「状況」見るとね)ですけど、
「達成感」、これだろうなぁって思います。
JavaStruts動物占いプログラム」とか、業界に入る前に作ってましたね。
「とにかく作った方が良い」ですよ、「動いた時が面白い」ので。
今だと、僕の技術力はあんまり参考にならないんですけど、
以下とGitHub(インフラ関連、整理しないとなぁ)でしょうね。

GitHub
https://github.com/kitoku-magic

次。

四半世紀前からこの業界はそうなので、上昇指向のある人は違うかと思いますよ。
さて、ココが一番書きたい所。
人材採用したい企業は、これを望んでいると思うんですけど、
多分、以下の本とか書いている人がターゲットなんじゃないかっていうイメージなんですよね。

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)
http://www.amazon.co.jp/dp/477415654X

上記の本の著者
http://labs.cybozu.co.jp/member/nishio.html

で、上記の展開になると、やっぱり「(エンジニアを大切にする)大企業強い」んですよね。
上記の、クックパッドとか、まさにそうですけど。
あ、あと「外資系企業(GoogleとかTwitterの日本法人とか)」もありますね。

あと、それ以外ですと、
そもそもやる気のある人は、「起業」しちゃってますね。あるいは、「海外逃亡」か。
あるいは、「ユーザー企業側の、内製の技術者」か。
ホント少ないです(どのくらいいるんでしょうねぇ?)けど。

なので、次。

まあ会社にもよると思いますし、それこそ名の通った大企業ならば大勢の志望者が押し寄せるからある程度取捨選択も出来るだろうけれども、
そうではない大部分を占めるIT中小企業にとっては、今後
「何で自分から技術とかに興味持たないの?」
っていうのは結構ハードルが高いのかもしれない、と。
日本の右傾化とかあまり書きたくないですけど、僕は今でも「大企業に入って安定した生活を」とか親から言われてます(まぁ、幻想なんですけど。「安定」って、システムの安定って、結構大変よ?)し、
多分、「殆どの家庭」が、そうなんじゃないでしょうかね。
「今」がというか、「バブル崩壊後は、ずっとそういう国」な印象ですけど。
だって、「相変わらず、公務員志望の人気高い」じゃないですか。
で、そんな所で「やる気のある人材を!」としても良いんですけど、
上記の通り、大半(全部だとは言いませんけど)は大企業に奪われて終わりなので。
選択と集中」でしたっけ。
「日本の中小企業が優秀なエンジニア募集するなら、
今すぐ海外(やっぱアメリカ?)にアプローチした方が良い」と思いますね。
なんですけど、「何故か国内にアプローチしている」ので、
「中小企業における人材採用のミスマッチング」は、「解消される気配全くなし」であります。
で、以下の様に「入社(企業の規模は書いてないですけどね)して5日でクビ」というのが起きると。

某R社を5日でクビになった話
http://codeio.hateblo.jp/entry/2015/03/07/003348

ちなみに、上記の記事について、以下の記事が言及しているのを発見したんですけど、
・・・ちょっと「後半」が微妙ですね。
「技術」は、「大きく違和感は感じない」ですけど、
「営業」「契約(このおかげで最近助かってますね)」「交渉」が、フリーランスの所に「全くない」というのは・・・
「中長期的には確実に詰んで廃業して正社員戻り?」とかになると思いますけど。
一応、フリーランスの「定義」が違うのかなぁとか思いましたけど、すごいビックリしましたね。

いわゆるWebエンジニアの成長について
http://tkot.hatenablog.com/entry/2015/03/07/213709

ちなみに、Sクラス・Aクラスというのは、以下の事ですね。

「Aクラスの人はAクラスの人と仕事をしたがり、Bクラスの人はCクラスの人と仕事をしたがる」理由、への考察
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20140517/p1

話を戻しまして。
というより「育てないなら、そもそも雇う必要ない」じゃないかと。
以下の会社とか、「一人会社」ですし、「自分でやれば良い」わけですから。

HASHコンサルティング株式会社
https://www.hash-c.co.jp/

株式会社 格子組
http://www.grid-works-guild.net/

でも、「一人じゃ出来ないから依頼する」んですよね。じゃあ、「教える」しかないかなぁと。

僕は個人事業主なので、雇うこと現状出来ない(発注は出来ますけどねw)ですけど、
法人格になったとしても、「正社員」はなぁ・・・「法改正されると良いなぁ」って感じですね(苦笑)

あと、上記とは関係ないですけど、何か、以下の記事を読んで思ったこととして、「日本出身のITエンジニア(Rubyのまつもとさんは言語開発者だし)が、世界で何か賞を受賞(既にいるかもしれないですけど、もっと増えて欲しい)」というのは、見てみたいですね。

米 「世界の勇気ある女性賞」に日本人女性
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150307/k10010007121000.html

なんですけど、今「AmazonMacLinuxGoogleTwitterFacebookも」、全部「アメリカ発」ですし、
「惨敗は続きそうだ」という感じですね(苦笑)

話を戻して次。

ただ、まあネットにある情報を減らそうってのは弊社一社じゃ難しいし、それこそ社員に「会社の悪口をネットに書くな!」とか言うのはブラックの極みだから、最終的にはじゃあ自社環境を良くすることが重要だ。
「弊社一社じゃ難しい」から「業界の問題」なんですよね。
ちなみに、業界といえば、やはり「テレビ業界」は、以下の石橋貴明氏の発言の通りヤバイみたいで。

教団デビューした高島彩の娘、「俺は中途半端」石橋貴明が弱音、犬を散歩する稲葉浩志......芸能人「本当の顔」
http://spnews.auone.jp/entertainm/news/?ID=cyz_ETM201503020006

テンプレートとして、以下が完成しました(苦笑)

「そんなことより、今の{業界名}の状況のほうが危ない」「○○だ、△△だ、××だ、□□だって言ってる場合じゃなくて、本当に{その業界にとって大切なこと}を{何らかの行動して}いかないと、次のフィールドがなくなっちゃう」「{業界名}をまったく{やらない}やつが増えてきちゃってる中で、{業界名}を{その業界にとって大切なこと}を考えないと、『俺いつか、{業界名}の世界に関わってみたい』とかっていう目標が、どんどん小さくなっちゃう」

そういえば、テレビも「娯楽」ですけど、「可処分時間の奪い合い」って観点で見ると、
今は、テレビが結構ヤバイ状況でしょうね。
ただ、こういうのは、「今ヤバイ所が頑張って再浮上して、今絶好調な所がその後落ちる」ってのはありそうですけど。

あと、「中途半端」って所については、以下の記事を書いた時から更に考えたんですけど、
「中途半端である事を"認める"」のって、そんなに難しいんだろうかっていう。

近況報告
http://kitoku1.blog129.fc2.com/blog-entry-240.html

勿論、中途半端で良いとは思わないですけど、
「中途半端じゃないレベルって、それこそ上のスーパークリエータとかいうレベルじゃないか」っていう。
なので、またしてもミスマッチですね。

次。

いやでもねえ
正直、残業は現場によるし、そういう現場に入るかどうかは正直営業さんとの兼ね合いもあるし、ある程度仕方ない部分はあると俺自身は思ってるし、
勿論それに対して新人さんが困らないような体制は上司なり先輩が整えるべきだとは思ってるんだけどね。
だた一方で、ある程度は
「徹夜とかしてでも俺はいまこのプログラムを完成させて、より良い物にしてえんだ!」
ていう原動力みたいのも、間違いなくこの業界には要求されるわけで、
じゃあそういう自発性のエンジンってのをどうやって新人さんに取り付けてあげるかってのが課題。
ただ、そもそもその手のエンジンって後から取付可能なのか、ってあたりも疑問ではあるのよね。
ITの面白さ、もっと言うとプログラムとかを書いて前より早くなったとか機能が増えた、って時に「ああ楽しい!」と達成感を感じられる、ってのは
外からの動機付けで行えるものなのか、否か。
ココら辺、「一個人の経験」でしかないので、どこまで参考になるかってのがあるんですけど、
「娯楽・エンターテイメント系か否か」で、ちょっと違うかなぁと。
「非」娯楽系ですと、徹夜は「一度もしたことない(夜中の2時ぐらいがMAXだったか・・・)」ですし。
一方で、娯楽系は「徹夜ありました」ね。
ただ、非娯楽系の「利便性を追求する」ってのと、
娯楽系の「人々を感動・興奮させる」ってのだと、
後者の方が厳しいんじゃないかっていう。
なので、「徹夜だからブラック」ってのは、「違うなぁ」とは思っております。
単純に、「お金を払わないのがブラック」ってだけだと思いますよ。
ただ、ココで恐いのが、僕も最近始めて知ったんですけど、以下。

なぜ「やりがい搾取」は起こり続けるのか?
http://tm2501.hatenablog.com/entry/2014/12/25/232347

う〜む、「どおりでネットで見つからないわけです」ね。
で、コレ、リアル雑談でもいつか話した人いるんですけど、
単純に、「やりがいは正直あると思うけど、お金さえ払えば良いと思うんですよね」で終了かなと。
以下にも、お金については書いてますけどね。

「深夜の即時対応から始めるクライアントに寄り添ったサービス」の醜悪な構図
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20141028/p1

機能の大小はありますけど、「リリース前後」は、場合によってはしょうがないとは思いますね。

で、ようやく最後ですけど、コレ。

早い 安い 死亡………
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20141022/p1

お前がいつか出会う災いは、 おまえがおろそかにしたある時間の報いだ。
重い・・・重い・・・
というのも、昨年「職人を軽視したら、職人の知識が必要な所で死にかけた」ので(苦笑)
「ビジネスの成功を目的に考えてみてはどうか」とか言ってしまったんですけどね(苦笑)
ただ、一応、以下の様な話もありますけど、
でも、「上記の状況」考えますと、以下でも「かなり絶望的」だと思いますね(苦笑)

https://twitter.com/fluor_doublet/status/574059471766339584

「教えなければ、教えなかった災いにあう」
「お金を出さなければ、逃げていって災いをもたらす人材が新たに来る」
「適切に評価出来なければ、適切じゃない人材が来る」

って事だと思いますけどね。

と、結構暗い話を書いてきましたけど、
結果として「エンジニアサイドは、初級(新人さん)と上級(スーパークリエータさん)は上記の状況で、
中級は上記をある程度経験してしまった結果、
大多数がネット(リアルではちゃんと仕事してる人も多いんですけどね)では休眠中」という「現状」となっている印象です。
休眠は、「休んでも良い(僕も休む時は休みますので)」とは思うんですけど、
とはいえ、「3年以上とかはなぁ」ってのはありますね。
さすがに、もう浮上してこないとは思いますけど。

色々書いてきましたけど、個人的には「もうちょっと成功事例みたい」ですね。
じゃないと、「この業界に投資(お金)を」とかが「増えない」と思いますから。