奇特なブログ

「殊勝に値する行いや心掛け」を意味する、奇特な人になる為のブログです

薄利多売だとスピード重視にならざるを得ないんじゃないの?

結論だけ先に。

1.差別化は、薄利多売でも高単価でも大事(競合をよく調べるべし)

2.薄利多売だと、ブラックになりやすく、また多角化しないと中長期的には厳しい

3.サービスに愛着があると、客観的なジャッジが難しくなり、損切りしにくくなるので注意

4.広告・レコメンド系は、もう少し細かくオプトインの条件を設計すれば良いのでは?

5.倫理観を捨てないと稼げない場合は、モデルがそもそも優秀ではないと思われるので、早目に次のモデルを考えるか、倫理観を捨てても稼げる様に改良していかないと、特に風評被害に注意。

6.倫理観捨てないと稼げないケースの時、逆に消費者にバレると都合が悪いので、教育しない方が都合が良いので注意

 

で、タイトルの続きですけど、なので、まず「ビジネスモデルが薄利多売型なのか、客単価が高い(これをなんと言うのか知らんが、高付加価値ビジネス?)モデルなのかを判断する」が一点目。

判断する為の計算式とかあると良いんですけどね。「すぐ離れやすい・Twitterや2ちゃんで不満が多数(○○はクソとか理由が書かれているかどうかも判断基準)出ている」だと、薄利多売系かなぁとかはボンヤリ。

 

閑話休題

 

二点目。薄利多売型なら多くの事業に小さく手を出していかないと、多くの利益が確保出来なくなり(一つの事業での利益が少ないから)。

 

三点目。多くの利益が確保出来ないから、従業員の給料や余暇に回せず(少ない高スキルの人数で回しているならいけると思うが)、結果ブラック企業っぽくなり、風評被害で印象が悪く(最近だとマクドナルドかな)なったり、過労した従業員が辞めたり(特に、その人に依存している場合は代替コストが凄く高い)、引継ぎコスト(簡単なマニュアルで出来る仕事なら大きな問題にはならないと思うが)が嵩んだりするので中長期的には危ない」って所でしょうかね。

 

だから、以下のGE(100年以上の歴史って頭おかしいですね)みたく、リスクヘッジも考慮して、多角的にやれば良いのにっていう。そうすると、嫌でもサーフィン必須になりますけどね。ただ、サーフィンやったら、間違いなく中途半端になるので、その事業ではあまり稼げないでしょうけど、時流の変化には強いでしょうね。むしろ、その中で、「どれが薄利多売路線から抜け出せそうな事業か」を、見極めるのが重要でしょうと。

 

ゼネラル・エレクトリック - Wikipedia

 

あと、特にBtoCに顕著だと思いますけど、最近の消費者は流行り廃りとか多様性とか、一言で言うと「移り変わりが激しい」ので、むしろ高単価ビジネス(お金が無い人も多いでしょうし)は難しいでしょうねって所が、エンジニア(どう見ても、他の職種に比べたら高単価かと)には不利でしょうね。

 

次に、スピード重視になってしまう理由について。

差別化をしていない場合、値段を安くしたり競合他社に合わせて新機能とかをリリースしていかないと"あっちには有るけど、こっちには無いし、似ていてそんなに魅力も感じないから止めた"となり、利益が減少してしまうので、スピード感を持って事業を進めていくしかない。

 

・・・これ、限りなく「必然」に近い気も。

ココに限らないですけど、特にツッコミ希望はココですね。

ということで、薄利多売だけでいきたい場合は「多角的に事業を行う」。

あと、「多売」なので、当然ユーザー数も増やさないとダメですね。

昨今の、「スピード重視で速くユーザー数を増やして!」がよく分かる話じゃないかと。

逆に、高単価を狙いたい場合は「差別化」じゃあないかと。

あ、でも「市場規模」が小さいので、「低単価だけど差別化(これがまた、鋭すぎましてね)して且つ、他の事業(こっちも鋭かったわ)もやって稼いでいる」会社も最近あったので、あんまり関係ないか。コミュニケーション部分「だけ」引っ掛かりましたけど、この辺の詳細は不明。

・・・「市場規模が大きい場合は、あまり差別化を考えなくても、客が来るから大丈夫」って所でしょうか。まさに今のソシャゲがそうですし。

一応、差別化って話だと、以下の永井孝尚さんの本が良いと思いますね。

 

Amazon.co.jp: 永井 孝尚:作品一覧、著者略歴

 

あと、これは翻訳だけど、個人的には次は以下を読みたいかなと。

 

www.amazon.co.jp

 

あと、別の観点で未来予測(つまり、薄利多売が今後高単価系になっていくとか)もありますね。

・・・ただ未来予測は、以下の本にも少し書いてますけど、基本的には「出来ない(失敗についての予測の方が、出来ているケース多い様に思いますね。某図書館とか。)」様に思いますしね。だって、確か「ざっくり」って書いてましたし。

 

www.amazon.co.jp

 

ここまでで「薄利多売ダメって事?」って思った人、ちょっと待て。

というか、興味があったからクリックしたんでしょうし、「サービスに愛着があると損切り出来なく、結構失敗率も高い」を後で書くので。

 

逆に、高単価(最近は難しいかもしれないが)の場合。

一点目。質について満足した場合(なんだこの店?有り得ないぐらい味が良いし、アンケートで気に入らなかった点を堂々と書いてくださいとか、しつこいぐらいに言ってくるし)、"リピーターになりやすい"(もう、他の店行く気しねえや。病みつきになったので)。

ただ、ここで問題なのが、「質について認識出来るのか?」という部分。

以下の店とか、いきなり食べて分かるのかなぁと。

 

渋谷店の特徴|とんかつと旬のお料理 かつ吉 渋谷店|店舗紹介|かつ吉 菩提樹

 

とんかつは・・・多分20~30店舗ぐらい行ってるのかな。ココがダントツでしたね。ただ、「食べ比べない」と、多分わからないんですよね。そういう意味で、高いので上司が奢る(最近は、すっかり無くなったでしょうね)はアリかと。

という意味で、以下の様な事が広まってほしいなと。

 

kitoku-magic.hatenablog.com

 

ただ、上記って、以下とも根っ子は似てる気もしますね。

といっても、以下の場合、上記と違って「どのくらい教えられるのか」ってのも、あると思いますけどね。その点、上記は簡単ですね(笑)

 

 

ただ、上記の「アンケートで気に入らなかった点を堂々と書いてくださいとか、しつこいぐらいに言ってくるし」っていうのは、基本的には良い姿勢だと思いますけど、日本人は以下の通り「妖精なのでやらない」ので。

 

日本人 - chakuwiki

 

じゃあ、やる人は「大体(全員じゃないのでそこは注意)」は「クレーマー」ですね。

で、やらなかった人は、「居酒屋」とか「Twitter」とか「2ちゃんねる」とか「食べログ(これは適当だが)」とかで愚痴ってますと。

そういう意味で、何とも「商売のしづらい人種」ですね。

・・・妥当なツッコミだったら、飯などを奢るとか、「インセンティブ」を与えれば良いのでは。素晴らしい(笑)あ、勿論この記事も対象で(笑)

そういう意味で、この一つ前のエントリーのコメントは、「合格(上記のとんかつとかぐらいならOK)」ですね。

この辺は、以下の記事の後半を少し応用してみました。

 

モラルある行動は教育で生まれるのではなくシステムで作るもの - ベンチャー役員三界に家なし

 

ただ、「なんで、このツッコミが妥当じゃねえんだよ!」ってのもありそうですし、「なんだ、たったこれだけのサービスかよ!(って、やってもらう方が言うなって話ですけど)」ってのは「道徳」的な話でしょうけど。

 

閑話休題

 

二点目。「質が認識出来た場合」が前提ですけど。

すぐには客はいなくならず(といっても、ずっと何もしなければ、流石にいなくなると思うので、スピード感が無さすぎるのも、また問題)、当面の利益が確保出来る(従業員の数とかにもよるが。あと、最初から黒字なんて、まず有り得ませんのでVCや銀行などからの出資などは重要)ので、無理に残業をする必要がない(利益率がどのくらいかにもよるが)。

 

三点目。無理に残業する必要がないので。

品質を高める為の努力もしやすい(平日夜と休日全部)ので、今よりも更に良いサービスを提供出来る確率が上がり、よって好循環で長続きしやすい。

といってもコレって、従業員の努力もゼロじゃダメ(当たり前だが)ですけどね。

あと、努力が「収益が上がる」努力である必要も。

 

まぁ、以下なんか見ると、残業が少ない(つまり高単価型)方を望んでいる人の方が多いんでしょうね。戦後直後ならともかく、比較的平和で且つ、成熟してる部分多数でしょうし、そういう人の方が大多数かと僕も思いますね。

 

www.lifehacker.jp

 

でも、現状は薄利多売が主流っぽいので、「横に広げる」しか無いでしょうね。リスクヘッジにもなりますし。といっても、「質が認識出来る(大体、オタクやマニアが多いですね。そのジャンルを壊す可能性もありますけど)」も捨てがたいのも確か(未来予測も出来ませんし)なので、「平行にやれば良いんじゃないの?」って思うんですけど、でも、あんまりそれを見ないという(苦笑)

 

あと、「高単価で稼ぎまくっているよ」で注意なのが、「確かに稼いではいるが、倫理観が怪しい」ケース。広告とレコメンド系が共通してますね。

で、この場合、「学ばない→理解出来ない→認識出来ない」で気付けないので、むしろ「消費者が学ばない方が稼げる」という(苦笑)

「倫理観をちゃんとしたら、あまり稼げなくなった」は、要するにモデルがその程度って事だと思いますけどね。なので、これも「横に広げる」か、「高単価で差別化が図れないか」検証するしかないですね。

といっても、完全に新規のビジネスモデルの場合は、しばらくは大丈夫でしょうけど、徐々に怪しくなっていくというのはあるでしょうね。

といっても、レコメンド系に関して(といっても広告も、そう変わらないか)は、「デフォルトはオプトアウトだが、ジャンル別(技術書はオプトインだが、生活用品はオプトアウトとか)にチェックボックスを分けてチェックしてもらうとか、基本観測外のジャンルの情報を、"毎日一回"・"週に一回"・"月に一回"毎に提供する」とか。あと、情報提供「する」情報と、「受け取りたい」情報も別にして。

要するに、「個人によって、どの辺がプライバシーと感じるかが違う」というのに対応と。

・・・一回、ネットリサーチ会社利用して、アンケート取ってみれば良いんじゃないかと思うんですねコレ。

個人的には、エロ系が分かりやすいですけど、情報提供「しない(基本的に勘違いされるので)」けど、でも情報は「受け取りたい」ので(笑)

というのがあるので、「きめ細かく」すると。

あと、以下の記事、最近読んで「最初はしっくりきた」んですけど、

その後、某所(ってFBだが)で議論した結果、

「どう頑張って設計したり実装しても、漏れたら個人と紐付くと思うんだが?」って結論になった次第でして、「統計処理」の詳細を知りたいなと。

 

海老澤澄夫の個人ブログ: レコメンドはプライバシーを侵害するか? 高木浩光氏への異論

 

なので、やるのは良いけど、前提として「オプトイン・オプトアウトは付けてね」っていう。

・・・リサーチ結果を、つくづく見たい所ですねココは。

 

あと、ここまで書いたので、いい加減、経営本を読みたい所ですね。

基本的に、「暴走を止めたり、スピードを若干緩めたりなどをするのが役割」でしょうし。

で、以下の本を読む限り、多少は「読む本も絞り込めそう」なので、

そうしましょうか。大体読んでいる暇がない(苦笑)

 

www.amazon.co.jp

 

次。

「薄利多売でも高単価でも良いけど、事業が失敗した(もしくはしそう)になったらどうすんだ?」は、「止めよう」。

で、ココで問題になるのが、サービスに愛着があると損切り出来なく、結構失敗率も高い」かなと。

以下に書いてますね。

 

d.hatena.ne.jp

 

でも無理ですよねぇ、大好きなもの止めるって。

これ逆に極論言っちゃえば、「俺、この商売"大っ嫌い"なんだけどさ、でも"有り得ない"ぐらい稼げるから、"仕方なく"やってるんだよね」が良いんでしょうけど、これは(精神力的に)難しい。

「愛着と客観性」がポイントだと思うんですけど、

「好きでやっている」のは良いけど、その時に「冷静な目でジャッジする」のも同時に行うと。

上記の、スーパージェネラリストの本の中でいう、「もう一人が、遠くから冷静に見ている」的な話ですね。かなりオカルトっぽいですけど(苦笑)

あと、もう一つの方法として、「あまりにも愛着があり過ぎて、結果として他人に全く理解されず、"どうして僕の事を誰も理解してくれないんだ!"と中二病っぽくなるが、しばらくして、何でなんだろう?ちょっと調べたり聞いたりしてみるかとなり、冷静に他人の感想などを聞ける」ケース。

分野によっては、僕はこっちですね(苦笑)

だから愛着も「有り得ないぐらいある」か、

もしくは「好きでいて且つ、客観的に見れる」なら、

損切りも出来るかなと。

 

 

最後に、今後の課題を書いて終わりにしましょう。

 

一つ目。中単価ビジネスって無いのかね?っていう。・・・これ、どっちかというと、BtoCよりBtoBな感がありますね。

 

二つ目。

「エンジニアって高単価な場合多いけど、でも薄利多売ビジネスで且つ、多角的に事業を展開してないと、一人当たりの手取りって減るし、相性悪いよね」

これは困った・・・が疲れたので、今日はココで終了にしましょう。