コミュニケーション。
話したり聞いたりして、他人と意思疎通を図る事だと思います。
でも、それを行う前には、まず「相手に関心を持つ」必要があると思います。
「無関心」な状態で話をしても、親好も深まらないでしょうし、
何よりも「楽しくない」と思うのです。
で、今回は、どうやって関心がある事を伝えるのかや、「無関心だとどうなるのか」について、
具体的に書いてみたいと思います。
先に最も重要な点だけ書くと、「無関心は、自分も相手も不幸にする」と思います。
1.挨拶はきちんとする
相手との親密度によって、「こんにちは」だったり「ども〜」だったりと色々ありますが、当然の様にやるべき話です。で、具体的な手法ですが、
声の大きさよりも、「相手の目をちゃんと見る事」の方が、より重要だと思います。
空挨拶とでも言えばよいのでしょうか。
声「だけ」大きいけど、心がこもっていない挨拶というのが、どうもあるのではないかと。
挨拶というのは、「私は貴方に興味があります」というのを示す一つのファクターだと思うので、
それなら、相手の目をちゃんと見る方が、有効だろうと思います。
2.相手に関心を持って、色々質問して聞いてみる
筆者の経験上ではあるんですが、話をする時って、自分の事ばかり話をする人が多い印象があります。でも、その話に相手が興味を示すとは限りません。
下手すれば、相槌を打ってるだけで、何も話を聞いていない可能性もあります。
なので、まだ交流し始めなんかは特にだと思いますが、
自分「が」、インタビュ「アー」になった方が、会話はスムーズに行くと思います。
まさか、初対面で「質問のネタが無い」なんて事はないでしょうからって、
まあ、最近そう思う時はありましたけどね(苦笑)
あと、筆者がリアルで、インタビュアーになる事が多くて疲れるって、まあどうでも良い話ですが(苦笑)
話を戻して、質問をして相手が答えないというケースは、
仲が悪くなければそんなに無いと思います。
また、筆者も含め、人間って、本質的には自分の事を話すのが好きな動物だと思います(笑)
ですんで、自分の事が話せない状態が「延々と続く」のは、結構疲弊するのですが、
相手の話を聞いて、自分の知らない事を知ったり、場合によってはアドバイスしたりと、
そんな事から始めていけば良いのではないでしょうか。
3.聞いた事を実践してみる
まあ、実践してみるといっても色々あると思いますが。例えば、「この本面白かったよ〜」なら、立ち読み(本屋さんに迷惑にならん程度に)してみたり、
で、理想をいえば、本を読んだ場合には感想を相手に伝えたり。
また、「この技術は難しかったけど、非常に為になった」ということであれば、
その技術を学んでみたりとか。
「守破離」の「守」じゃないですけど、「何はともあれ実践してみる」と。
そして、内容によってはすぐに出来ない事もあるかもしれませんが、
すぐに出来ない原因を分析して、早く解決していって、
実践できるようにすれば良いのではないでしょうか。
4.周囲で話している会話の内容を聞き耳を立てて聞く。もしくは、側に近づいていく
これは、現場で最近見た現象ですが。周囲で、技術的に困った相談でコミュニケーションが行われている時に、
「え、何か有ったんですか?」って感じで、周囲で行われているやり取りに「興味を示す」のは、
技術者「としては」、必要なスキルだと思います。
これは筆者の経験で且つ、相当昔の話(といっても3年前ぐらい)なんですが。
PMと、いわゆるITアーキテクト的な人と、PLが3人で打ち合わせをする時に、
「筆者は参加しなくて良い」とPLに言われたのですが、参加しました。
まあ、PL的には「参加しても、話の内容(WEBセキュリティの話)が全く分からないはず」と思ったのでしょう。
で、実際「さっぱり」分かりませんでしたし。
確か、セキュリティ実装 チェックリストの内容を個別に精査したと記憶しています。
「分からなかったのなら意味が無いのでは?」と思われるかもしれませんが、
筆者はむしろ、分かろう知ろうとしなければ、絶対に分からないと思います。
で、相手でも技術でも何でもそうだと思いますが、
そんなに簡単に「分かる」ものではないと筆者は思います。
仮に、相手の事をネットで調べようとした時に。
「本名で検索」、「ハンドルネームなどで検索」、
「自分と同じWebサービスを利用している場合、そのサービス内で検索」、
「ブログなどを書いている場合、記事を全て読む」、
ぐらいの事は最低でもする必要があると思います。
それぐらいしなければ。
例えばですが、ツイッターの呟き「だけ」で相手を判断しようとしても、
かなりの確率で相手の人間性を誤解すると思います。
貴方に「人を見る目が"平均以上に"」無ければ。
筆者は無いので、色々調べているんですがね。
ですのでまあ、「色々な事(自分が好きじゃないモノも含む)に対して関心を持ってみましょう」って辺りが、
スタートラインではないかと思います。
5.人前で、携帯(スマートフォン含む)を見ていて、相手の方を見ていない
その、携帯を閲覧するのは、相手の前に居なければ出来ない事ですか?もしくは、「今そのタイミングじゃなければ」、本当にダメなのですか?
これは、どうこう書く様な話じゃないと思うので、これで終了にします。
6.自分と似ている部分が少ない相手は大きな成長のチャンス
これは筆者の経験則ですが、似たもの同士で交流しても、視野も広がらないし、成長速度もゆっくりになる様に思います。ただ、この「似ている部分」というのが、多分ポイントで。
例えば、「自分"だけ"良くなれば良い」って人と、「自分も他人も良くなれば良い」って人が交流しても、
それは「言動ではなく考え方自体が異なる」ので、多分上手くいかないと思います。
他だと、「平和」主義者と、「戦争」主義者も、同じ理由で合わないと思います。
だから、「言動は似ていないが、考え方は同じ」な相手が、ベストだと思います。
まあ、オススメはしませんが、考え方「も」異なる相手と交流するのも、
あるいは良い勉強にはなると思いますけどね、オススメはしませんけど。
で、上でも書いたように、相手を知るというのは、結構難しいと思います。
なので、ネットで色々調べてみるなり、色々な角度から相手に話を振ってみるのが良いと思います。
結論.無関心で困るのは「誰」なのか?
筆者は、自分自身であり、仕事であればお客様「も」だと思います。というか、今回は論証しませんが、自分とつながりのある人「全員」かもしれませんね。
で、本題ですが、今回はターゲットを「IT技術者」にしたとして。
まあ、他の職種でも同じだと思うのですが。
ITの技術者が、技術の話(自分の専門分野)に対して「無関心」っていうのは、どんなもんなんでしょうか?
お金を支払っているお客様は、それを知ったら果たしてどう思うのでしょうか?
で、技術といっても、
「簡単で便利だけど応用利かないのであまり重要ではない」Tips的なモノもあれば、
「難しいけど応用利いて重要」な基礎的なモノもあります。
で、どっちかが重要ではなくて、どっち「も」重要だと思います。どっちかって言ったら後者ですけど。
この辺は、技術力とコミュニケーション能力のどちらが重要かって話も同じで、
どっち「も」重要だと筆者は思います。
で、難しいから興味無いって、そもそも「プロ」の仕事で難しい要素が無い仕事なんてあるとは思えません。
だったら、みんなプロになれるし、そもそもお客様だって自分達でやるんじゃないですかね?
で、ビジネスにおけるお金の使い方を知らない(質の上下に応じて支払額を変える意識がないとか)経営者やお客様だけが、
そんなプロ「もどき」にお金を払うと。
つまりは、自分が上司やらお客様との関係や待遇面で苦しんでいるとしたら、
それは、「まだまだ半人前」だと筆者は思います。
まあ、筆者自身も半人前ですが、だから成長しようとしているだけです。
で、そこから成長しなければ、永遠にその状態が続くだけだと思います。
「どうしても関心が持てない」なら、他の業界に転職した方が良いと筆者は思いますけどねぇ。
多分、その方が「自分が幸せになれる」と思いますので。
さて、じゃあ「上記を行えばコミュニケーションはバッチリ」かというと、
全然そんな事はないと思うんですが。
今回は、「初歩中の初歩」を取り上げてみました。
他にも色々な角度から書こうかと思っていたんですが、話がまとまらなくなってきまして(苦笑)
参考書籍:
特別講義 コミュニケーション学
↓
(オススメです)
あなたの話はなぜ「通じない」のか
↓
(オススメでは無いのですが、現実のコミュニケーションの"実態を知る"目的では役立つと思います)