奇特なブログ

「殊勝に値する行いや心掛け」を意味する、奇特な人になる為のブログです

独学の限界

独学だけでは限界があると思います。何故なら、

「独学はスタートラインで、スキルというのは他人とのやり取りで上がっていくもの」

だと思っていますので。
では、なぜ独学だけではダメなのでしょうか?

1.自分と同じ職場で且つ、自分と同じプロジェクトやチーム内に、自分よりも高スキルな人が居る

一番良い環境だと思います。
高スキルな人の仕事ぶりを、「目の前で」見る事が出来て、
尚且つ「質問が出来る」のですから。
ですので、別に高スキルな人だからというわけでもないのですが、
「他人の仕事ぶり」は、よく観察した方が良いと思います。
貴方の仕事の仕方と全然違うはずですので。
そして、気になる事があれば質問をする。
もちろん、高スキルな人間なので、
「質問しやすい環境」は作ってくれているはずです。
現在、自分がこの環境に居る方は、とても恵まれていると思います。

2.自分と同じ職場で且つ、自分と違うプロジェクトやチーム内に、自分よりも高スキルな人が居る

1との違いは、同じ職場だが、すぐ側には居ない事です。
こういった場合は、職場の「雰囲気」がポイントだと思います。
「別チームや別部署を跨いでの交流がしやすい雰囲気」が形成されていればOKかと。
まあでも、その職場内で「一番役職が上」の人が高スキルなら、
そういった雰囲気は当然の様に形成されているんですがね。
で、こういった場合だと、すぐ側には居ないので、
一緒に昼食を食べたり、一緒に呑みに行ったりして、
スキルアップのヒントを得るのが良いと思います。
ただ、1と比べると「仕事ぶりが目の前で見れない」ので、
「人を見て仕事を覚える」のが出来ないのがマイナス材料です。

3.自分と違う職場だが、高スキルな人とWebを使ってのやり取りは可能で且つ、リアルで会える場合

Webの中には、メール・Skype・ブログ・SNSなどの手段が含まれています。
この場合、質問は可能で且つ、テキストベースなら記録を残すのも容易です。
ただ、この辺りまでくると、教えて貰う側にもある程度のスキルが要求されてくると思います。
側に居ない相手と文章だけでやり取りすると、齟齬を埋めるのが容易ではなくなってくるので、
「"良い"質問の仕方」とかも必要かと。
ただ、上記が難しい場合でも、リアルで会えば解消は出来ると思うので、
一定のタイミングではリアルで会った方が良いと思います。
ただ、2と比べると「会う日程を調整する為のやり取り」が、若干面倒になるとは思います。
でも、そう大きな問題でもないと筆者は思います。

4.自分と違う職場で且つ、高スキルな人とWebを使ってのやり取りは可能だが、リアルで会えない場合

3と比べると、相手と会った事が無い、もしくは会った回数が少ない場合に、
「自分がどんな人間か」を相手に売り込む必要も出てくると思います。
勿論、相手がどんな人間か知ろうとしているのが前提ですが。
実は筆者は、このケースでのやり取りの経験が有るのですが、結構大変です。
そして、大変なのは教えられる側だけではなく、教える側もだと思います。

5.完全に一人で独学

このケースの問題点は、「自分一人の力で答えを出さなければいけない」事です。
例えば、以下の記事をご覧下さい。

物事の本質ってそんなに理解が難しいものなのかしら?

記事内に「僕は負けることができる。勝たなきゃいけないところが分かったから」とありますが、
では、貴方は「どこが負けて良い所で、どこが勝たなきゃいけない所」か分かりますか?
筆者は、ぼんやりとは分かっているつもりではありますが、絶対の自信は有りません。
とりあえず、
「技術力無いのに設計やマネジメントやコンサルティングが出来るわけない」とは思っているので、
技術力が「勝たなきゃいけない所」だとは思っていますが。
でも、その答えが間違っている可能性だって十分にあるわけです。
そして、答えが間違っていたら、「過去の自分の経験やそこからくる考え」を捨てて、
すぐに正す勇気も必要なわけです。
でも実際には、「過去に囚われている人」を結構な数見ていますが。
また、「自分を疑える(自分を客観視出来る)」能力も必要だと思います。
自分が出した答えに過信しては、それ以上の成長は望めないと思いますので。

上記全てが出来れば、独学だけでもある程度は成長可能だとは思いますが。
でも、高スキルな人から見て、
「独学してるけど全然意味ない勉強をしている」人も、正直いらっしゃるわけです。
これは、筆者が先々月ぐらいに一緒に仕事をした相手に対して感じたんですがね。

6.結論

高スキルな人の仕事ぶりは、貴方の想像以上です。
また、自分一人で悩んでいる時に、他人と話をして解決した事は有りませんか?
独学も間違いなく必要ですし、する姿勢自体は褒められて良いとは思いますが。
意見を交換出来る相手がいらっしゃるのであれば、話し合ってみるのが良いと思います。
いや、別に高スキルでなく同じぐらいのスキルの人でも、効果はあると思うのですが。

どうなんでしょうかね?