今回はざっくりとしか書きませんが、どうも以下のような言葉群に違和感を感じます。
1.そんな事はたいした問題ではない。プラス思考でいこう
2.私の考えが間違っているわけがない。そんなのは単なるデマ。プラス思考でいこう
3.ああ、問題が起きたか。でも大丈夫、プラス思考でいこう。きっと良い結果になる
4.これには、こんな便利で良い所がある。なんか言ってる人がいるけど、プラス思考でいこう
筆者には1ミリたりとも理解出来ない世界観なんですがね(苦笑)
というか、上記の1〜4は「楽天主義」とか「楽観主義」とかっていいませんか?
筆者の、言葉の「定義」が一般的ではないのかもしれないのですが、
プラス思考っていうのは、
「負の側面を十分に知った上で、前向きに考える事」
なのではないでしょうか。
以前に書いた「せっかくだし」。それはチャンスの一種の考え方あたりが、
プラス思考だと思うのですが。
しかし、実際には負の側面を見ていない(見る気すらない)で、
プラス思考でいこうと言っているケースが多い様に感じます。
全員が全員該当しているわけではないのですがね。
有名な「リーマン・ショック」があります。
その際の社員の方々のご発言が以下に書かれていました。
「こんな急に…」 東京のリーマン社員、ショック…米リーマン破産法申請で
> 「こんなに急に(業績が)悪くなるとは思っていなかった」
> 「会社からは説明がなく、自宅でニュースを見て知った。ショックで今は何も話したくない」
破産法の申請の前には、
上記の1〜4のような「プラス思考もどき」的な事を考えていたのではないかと、
筆者は想像してしまうのですが。
どうなんでしょうかね?