身の程知らず。
まずは意味ですが、
自分の身分や能力や地位を弁(わきま)えないこと。また、その人。とありました。
通常は余り良い意味には捉えられないと思います。
大抵は、周りに迷惑がかかるからだと思います。
では逆に「身の程を知る」方が良いのでしょうか。
身の程を知る事で、自分を過大評価する事は防げると思います。
その上で、身の程を知った言動を取るか、
身の程を超えた言動を取るかは、勿論自由です。
ただ個人的には、身の程を知った言動が良くは感じません。
なぜなら、世の中のあらゆるモノは変化し、
変化に伴い成長していくモノがある中で、
身の程を知った言動を取り続けるのは、
変化に対応出来ない印象を感じてしまうからです。
だったら、身の程知らずで良いのではないでしょうか。
自分の能力ではとても出来そうに無い事にも、
挑戦する事が悪い事とは思えません。
また、身分や地位を弁える必要があるとも、「言われるほどには」思いません。
「礼儀を尽くすのが前提」ですが、
身分や地位って、「役割分担の為の単なる名前」だと思うのですが。
元を正せば「同じ人間」なわけですし。
結果として、身の程知らずな事をして失敗したとしても、
失敗を無くす様に改善していけば良いのではないでしょうか。
そもそも、失敗する事「自体」は悪い事だとは思いませんし。
「進化には失敗が必要」と思いますので。
もっと言うと、そもそも身の程など存在しない気がします。
身の程を存在させた瞬間に、
自分の身の程が決まる気がします。
「貴方の価値は貴方が決める」とでも言えば良いのか。
身の程知らずと言われようが、気にせず頑張っていきましょう。